大会結果 ミラディンの傷跡ゲームデー
2010年11月1日 TCG全般使用デッキはいつものバント。
参加者37名のスイス6回線+シングルエリミ。
R1 緑白t黒サバイバル ○×○
G1 相手ワンマリで普通に殴って勝ち。
G2 クリーチャーの並べあいで相手のガラクを割れずに負け。
G3 相手ダブマリでGG。
R2 赤青破壊的な力 ○×○
G1 シャーマン焼かれずに蔦がグルグルして勝ち。
G2 生物全部焼かれて打ち消されて、青タイタンから破壊的な力で負け。
G3 ビートしながら破壊的な力をしっかり呪文貫きして勝ち。
G3 上陸ボロス ○○(SRO)
G1 クリーチャー並べてガラク守ってオーバーランで勝ち。
G2 マスティコアを都合よく未達への旅して押し切って勝ち。
G4 ヴァラクート ×○○
G1 21点GG。
G2 ガラクを守って鷹レンジャーで空からオーバーランして勝ち。
G3 相手緑タイタン→自分瞬間凍結→相手召喚の罠×2→草茂る胸壁1匹のみ→神は言っている、ここで勝てと→エルドラージの碑でブーンして勝ち。
G5 上陸ボロス ID
G6 ヴァラクート(セルク君) ID
4-0-2の3位でシングルへ。
QF 緑単エルフエルドラージ(ナガヤマさん) ×○×
G1 クリーチャーの数で負けてるところにガラク置かれて負け。
G2 割とブン回った動きで勝ち。
G3 ワンマリ後、厳しい手札をキープしたら土地1枚で止まってスライムで壊されて負け。
1没で終了でした。
なんか最近はシングル抜けてもすぐに死ぬ傾向にある。
プレイングもそうだけど、マリガン基準をもっとしっかりと見定めないとダメだ。
残念ながら本日のメムナイトはあまりにも空気。
しかし参加賞のプロモのメムナイトはかっこよかったのでOK。
むしろ鍛えられた鋼とか、もうちっとマシなもん賞品にしてくれよ……。
参加者37名のスイス6回線+シングルエリミ。
R1 緑白t黒サバイバル ○×○
G1 相手ワンマリで普通に殴って勝ち。
G2 クリーチャーの並べあいで相手のガラクを割れずに負け。
G3 相手ダブマリでGG。
R2 赤青破壊的な力 ○×○
G1 シャーマン焼かれずに蔦がグルグルして勝ち。
G2 生物全部焼かれて打ち消されて、青タイタンから破壊的な力で負け。
G3 ビートしながら破壊的な力をしっかり呪文貫きして勝ち。
G3 上陸ボロス ○○(SRO)
G1 クリーチャー並べてガラク守ってオーバーランで勝ち。
G2 マスティコアを都合よく未達への旅して押し切って勝ち。
G4 ヴァラクート ×○○
G1 21点GG。
G2 ガラクを守って鷹レンジャーで空からオーバーランして勝ち。
G3 相手緑タイタン→自分瞬間凍結→相手召喚の罠×2→草茂る胸壁1匹のみ→神は言っている、ここで勝てと→エルドラージの碑でブーンして勝ち。
G5 上陸ボロス ID
G6 ヴァラクート(セルク君) ID
4-0-2の3位でシングルへ。
QF 緑単エルフエルドラージ(ナガヤマさん) ×○×
G1 クリーチャーの数で負けてるところにガラク置かれて負け。
G2 割とブン回った動きで勝ち。
G3 ワンマリ後、厳しい手札をキープしたら土地1枚で止まってスライムで壊されて負け。
1没で終了でした。
なんか最近はシングル抜けてもすぐに死ぬ傾向にある。
プレイングもそうだけど、マリガン基準をもっとしっかりと見定めないとダメだ。
残念ながら本日のメムナイトはあまりにも空気。
しかし参加賞のプロモのメムナイトはかっこよかったのでOK。
むしろ鍛えられた鋼とか、もうちっとマシなもん賞品にしてくれよ……。
finalsスペシャル予選 何とか権利獲得。集え、メムナイトの名の下に。
2010年10月24日 TCG全般 コメント (10)前日の夜までは確かに赤単を調整していたはずなのに、結局試合に持ち込んだのはいつもと大して変わらない蔦バント。
ま、使い慣れてるっていう理由もあったし、何よりメムナイトが輝けるから。
参加者61人でスイス6回戦、でもって上位10人抜け。
R1 ヴァラクート ○×○
G1は普通に殴って相手の召喚の罠がハズレで勝ち。
G2はなんかゆっくりしてたら24点降ってきて死亡。
G3は一気に15点叩き込んだ後にパイロ2連打で場が更地になるが、列柱ががんばって勝ち。
R2 ヴァラクート ○○
G1は普通に殴ってるだけで勝てた。
G2は相手ダブマリからで、ギリギリ攻め手が間に合って勝ち。
R3 ヴァラクート ××
G1は気づいたら死んでた。
G2はワームとぐろエンジンがチートすぎて死んだ。
R4 緑黒感染 ○○
G1は殴り殺し。
G2も殴り殺し。
R5 ヴァラクート ○○(110番長さん)
トスってくれました、ありがとうございます!
R6 赤単
相手のオポが低くてガチることに。
G1はライフ2まで削られるけど、返しのエルドラージ碑から致死量叩き出して勝ち。
G2行こうと思ったら、ワンチャンに賭けてIDしようと言われたので承諾。
結果、最終順位9位でギリギリ抜け。
序盤三連続でヴァラクートとかマジきっついわ。
というか、番長にトスってもらわんかったら死んでたな。
番長マジ感謝!
ちなみに最終戦IDした赤単の方は11位で悲しみを背負ってました。
言うてもね、予定調和すぎたんでね。
どうでもいいけど今回のレシピ。
メイン 60枚
メムナイト 1
極楽鳥 4
壌土のライオン 4
獣相のシャーマン 4
戦隊の鷹 4
巣の侵略者 3
粗石の魔道士 2
海門の神官 2
復讐蔦 4
脆い彫像 1
未達への旅 3
野生語りのガラク 2
エルドラージの碑 2
霧深い雨林 4
天界の列柱 4
活発な野生林 2
剃刀境の茂み 4
金属海の沿岸 2
森 5
島 2
平地 1
サイド 15枚
呪文貫き 4
瞬間凍結 4
テューンの戦僧 3
精神の制御 2
天界の粛清 2
とりあえず先週もそうだけど、俺ヴァラクート踏みすぎ。
会場にあんだけ青白いるのにノータッチとかマジキチ……。
別に青白相手にガン有利ってわけじゃないけど、ヴァラクート相手するのに比べたら全然楽だわ。
何にせよ、権利取れただけでもよしとしよう。
エクテンのデッキどうしようかな……。
今日のMVPは間違いなく呪文貫き。
シャーマンを稲妻で焼かれるのを防いだおかげで勝てた勝負がたくさんあった。
ほんとコイツはいいカードだぜぇ!
……え?
メムナイトはどうしたって?
……ああ、うん。
やっぱり、今回はダメだったよ。
アイツは人の言うことを聞かずに初手に来るからな。
まぁ、次はカルドーサの再誕のエサにでもなってもらうことにするよ。
しかし今日は会場で数多くのメムナイトを発見できて幸せでした。
世界がメムナイトの光に包まれるのも間違いなく時間の問題でしょう。
そしてメムナイトは新世界の神になる!!!
――神は言っている。全てを(ヴァラクートから)救えと……。
とりあえず、原始のタイタンデザインしたヤツはちょっと来い。
あとワームとぐろエンジン、テメーもダメだ。
参加した皆さん、スタッフの方々、今日はお疲れ様でした。
ま、使い慣れてるっていう理由もあったし、何よりメムナイトが輝けるから。
参加者61人でスイス6回戦、でもって上位10人抜け。
R1 ヴァラクート ○×○
G1は普通に殴って相手の召喚の罠がハズレで勝ち。
G2はなんかゆっくりしてたら24点降ってきて死亡。
G3は一気に15点叩き込んだ後にパイロ2連打で場が更地になるが、列柱ががんばって勝ち。
R2 ヴァラクート ○○
G1は普通に殴ってるだけで勝てた。
G2は相手ダブマリからで、ギリギリ攻め手が間に合って勝ち。
R3 ヴァラクート ××
G1は気づいたら死んでた。
G2はワームとぐろエンジンがチートすぎて死んだ。
R4 緑黒感染 ○○
G1は殴り殺し。
G2も殴り殺し。
R5 ヴァラクート ○○(110番長さん)
トスってくれました、ありがとうございます!
R6 赤単
相手のオポが低くてガチることに。
G1はライフ2まで削られるけど、返しのエルドラージ碑から致死量叩き出して勝ち。
G2行こうと思ったら、ワンチャンに賭けてIDしようと言われたので承諾。
結果、最終順位9位でギリギリ抜け。
序盤三連続でヴァラクートとかマジきっついわ。
というか、番長にトスってもらわんかったら死んでたな。
番長マジ感謝!
ちなみに最終戦IDした赤単の方は11位で悲しみを背負ってました。
言うてもね、予定調和すぎたんでね。
どうでもいいけど今回のレシピ。
メイン 60枚
メムナイト 1
極楽鳥 4
壌土のライオン 4
獣相のシャーマン 4
戦隊の鷹 4
巣の侵略者 3
粗石の魔道士 2
海門の神官 2
復讐蔦 4
脆い彫像 1
未達への旅 3
野生語りのガラク 2
エルドラージの碑 2
霧深い雨林 4
天界の列柱 4
活発な野生林 2
剃刀境の茂み 4
金属海の沿岸 2
森 5
島 2
平地 1
サイド 15枚
呪文貫き 4
瞬間凍結 4
テューンの戦僧 3
精神の制御 2
天界の粛清 2
とりあえず先週もそうだけど、俺ヴァラクート踏みすぎ。
会場にあんだけ青白いるのにノータッチとかマジキチ……。
別に青白相手にガン有利ってわけじゃないけど、ヴァラクート相手するのに比べたら全然楽だわ。
何にせよ、権利取れただけでもよしとしよう。
エクテンのデッキどうしようかな……。
今日のMVPは間違いなく呪文貫き。
シャーマンを稲妻で焼かれるのを防いだおかげで勝てた勝負がたくさんあった。
ほんとコイツはいいカードだぜぇ!
……え?
メムナイトはどうしたって?
……ああ、うん。
やっぱり、今回はダメだったよ。
アイツは人の言うことを聞かずに初手に来るからな。
まぁ、次はカルドーサの再誕のエサにでもなってもらうことにするよ。
しかし今日は会場で数多くのメムナイトを発見できて幸せでした。
世界がメムナイトの光に包まれるのも間違いなく時間の問題でしょう。
そしてメムナイトは新世界の神になる!!!
――神は言っている。全てを(ヴァラクートから)救えと……。
とりあえず、原始のタイタンデザインしたヤツはちょっと来い。
あとワームとぐろエンジン、テメーもダメだ。
参加した皆さん、スタッフの方々、今日はお疲れ様でした。
Mem Shaddai ――神は言っている。ここで死ぬ運命ではメムナイト……。
2010年10月21日 TCG全般 コメント (2)――――話をしよう
あれは今から36万……いや、1万4千年前だったか。
戦場へ赴くアイツに、私はこう声をかけたんだ。
「そんな装備(猫手)で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
彼はそれだけ言うと、下層へと降りて行ったよ。
もっとも、すぐに返り討ちにされてしまったわけなんだがね。
また別の時、私は同じ質問を投げかけた。
「そんな装備(下劣なエンブレム)で大丈夫か?」
すると彼は、前回の反省を活かしたのか
「一番イイのを頼む!」
と、素直に懇願してきたわけだ。
だから私は、とっておきのものを用意してやったよ。
ああ、どこからどう見ても【アージェンタムの鎧】だ、間違いない。
もっともアイツはその装備の説明を聞く前に出て行ってしまったわけだが……おかげで呪文コストも装備コストも6と重くて、使い物にならないということを言い忘れてしまった。
まぁいいや(笑)。
ん?
ああ、うっかりしていた。
アイツの名前について、まだ君達に何も話していなかったな。
しかし、な……どう紹介すればいいのか。
彼には72通りの名前があるから、何て呼べばいいのか……。
そうだな……最初に出会ったときは、確か…………
――――【メムナイト】。
アイツは最初からマナコストが0だったよ。
デッキに1枚なのに、やたらと初手にやってきたりもしてね。
お前の出番はまだだから、少し大人しくしていろと忠告したんだが……まぁいい。
次は、これを見ている【粗石の魔道士】にでも、引っ張ってきてもらうよ。
墓地の【復讐蔦】も、だいぶ待ちぼうけを食らっているようだからな。
もっとも、これは君達にとってはまだ関係の無い話になるだろう。
君達にとっては……そう、明日の出来事だ。
多分ね☆
当日記をごらんの皆様、突然ですが頭の体操の時間です。
第一問
通るときに閉じていて、通らないときに開いているもの。
これは何でしょう?
正解は踏み切り。
では、続いて第二問。
朝はメムナイト。
昼はメムナイト。
夜はメムナイト。
さて、これは何でしょう?
正解はメムナイトでしたー。
ちょっと難しい問題だったかな!?
つまり、俺はそれくらいメムナイトが大好きだってことだよ!!!!!
嗚呼、芽夢騎士……。
あなたはどうしてそんなにメムナイトなのだろう……。
ちょっと病院行って来る。
第一問
通るときに閉じていて、通らないときに開いているもの。
これは何でしょう?
正解は踏み切り。
では、続いて第二問。
朝はメムナイト。
昼はメムナイト。
夜はメムナイト。
さて、これは何でしょう?
正解はメムナイトでしたー。
ちょっと難しい問題だったかな!?
つまり、俺はそれくらいメムナイトが大好きだってことだよ!!!!!
嗚呼、芽夢騎士……。
あなたはどうしてそんなにメムナイトなのだろう……。
ちょっと病院行って来る。
英雄とは何か?
英雄とは、自ら周りに対して誇示すべきものではない。
英雄とは、他者から与えられる称号である。
彼の者は、永き眠りの中にいた。
目覚めを待っていた。
再び戦場へと導かれる、その日を。
――――話をしよう。
上の詩は、ある聖書に記された序章の一部である。
さて、勘の良い読者諸君ならばすでにお分かり頂けて当然のこととは思うが、念のため説明しておこうか。
これらの詩は、全てある「英雄」に関して綴られたものである。
英雄の名は【メムナイト】。
起源にして終焉、誕生にして崩壊、そして無限の可能性を示す構築物……いや、騎士である。
この0マナ1/1のクリーチャーを、君達はどれほど評価しているのか。
そんなことは実に些細な問題だ。
重要なのは、本日行われたファイナルス予選において、私がこの【メムナイト】の力によって10回以上の【復讐蔦】を墓地から場に戻し、総計で50点以上の戦闘ダメージを対戦相手に(復讐蔦が)叩き付けたという、その事実だけだ。
場には【極楽鳥】とアンタップの土地が3つ。
ここで私は4マナ全てをひねり出して【復讐蔦】を唱える。
しかし、突き刺さる【マナ漏出】。
残されたマナはない。
「もう終わりか?」
刺客は薄く笑う。
だが私は構わない。
なぜなら、私の手札にはすでに【メムナイト】が握られていたのだから。
「悪いな。コイツはこのターン、2回目に唱えられたクリーチャー呪文なんだ」
「な……バカな、ソイツは……っ!」
「さっきまでの威勢の良さはどうした? 笑えよ【前兆の壁】」
地を蹴り、復讐の蔦が疾走る。
たかが4点、されど4点。
致死には遠いが、それは確かな傷跡だ。
しかも、次のターンにはダメージのクロックが1点増えている。
もしも相手が【復讐蔦】を壁で受ければ、攻撃力を持たない城塞は容易く崩れ去るだろう。
そして【メムナイト】は確実に相手の命を削り取る。
その逆もまた然りだ。
安全に【メムナイト】を受け止めるばかりでは、【復讐蔦】の攻撃は食い止めることができない。
「前門の虎、後門の狼」状態であることは確定的に明らかである。
「クソが……いい気になりやがって……!」
「お前、何か勘違いしているようだな」
「何?」
「どうやらお前は、私のデッキに入っている【メムナイト】の枚数を把握しきれていないようだ」
「ハッ。なんだ、私の【メムナイト】は108式まであるとでも言いたそうな口ぶりだな」
「逆だよ」
「……何、だと……?」
「真逆だよ。私のデッキに、【メムナイト】は1枚しか入っていない」
「バ、バカな!なら、ならば貴様は……貴様はっ!」
「……ああ、初手にあったんだよ。自分でも恐ろしいくらいだ。マリガンする気すら、失せてしまったよ……」
雷鳴が響いた。
嵐の前の静けさは、とうの昔に過ぎ去っていた。
私はすでに嵐の中にいた。
嵐の中心にいた。
そしてそこには、常に【メムナイト】がいたのだ。
――――決着の行方など、もはや語るまでも無い
仮に、今君が【ウギンの目】の能力を起動できるだけのマナを確保していたとしようか。
デッキの中には【引き裂かれし永劫、エムラクール】、【真実の解体者、コジレック】、【無限に廻る者、ウラモグ】がそれぞれ1枚ずつ眠っているとしよう。
今、相手はターンのエンド宣言をした。
さて、君はすぐさま【ウギンの目】の能力を起動し、ライブラリの中を探し始めた。
目に付いたのはやはり【引き裂かれし永劫、エムラクール】、【真実の解体者、コジレック】、【無限に廻る者、ウラモグ】の三神。
いずれであろうとも、1枚で場を制圧することのできる巨大クリーチャーだ。
ゲームに勝利するため、君はそれらのどれかを選択するだろう。
……だが。
少し待ってほしい。
君には今見えたはずだ。
ライブラリの中にある、その1枚のカードが見えたはずなのだ。
そのカードを君が自分のデッキの中に入れた覚えがあるとかないとか、そんな些細なことはこの際どうでもいい。
そのカードが今こうして、デッキの中にある。
答えは、それだけで十分だろう?
――――なぁ、【メムナイト】……
「せっかくだから、俺はこの【メムナイト】を選ぶぜ」
するとどうだろうか。
「……ゑ?」
対戦相手は思わずそう聞き返してしまうはずだ。
それほどまでに、君が今行った行動は対戦相手のはるか斜め上を行く行動だったのだ。
呆気に取られた対戦相手の顔が目に浮かぶだろう。
まるで悪夢を見ているかのような、絶望に打ちひしがれる顔だ。
まぁ、無理もない。
【メムナイト】だ。
まさか【ウギンの目】から【メムナイト】をサーチしてくるプレイヤーがこの世界に存在しようなどと、彼は夢にも思わなかったのだろう。
だが、問題は何もない。
【メムナイト】は正真正銘の無色のクリーチャーだ。
だから君は、何一つ間違ったことなどしていない。
胸を張れ。
そして、叩き付けろ。
目の前の悪夢のような現実から逃げようとしている、哀れな対戦相手を笑い飛ばしてやるかのように、【メムナイト】を。
勇ましく、高らかに、気高く、誇らしげに、勝利を確信して疑わないかすかな微笑と共に。
――――君の思い描いた「理想」を、「現実」に変えてやればいい
「体は構築物で出来ている」
「血潮は油で心は砂鉄」
「幾度の戦場を越えて腐敗」
「ただの一度も送還はなく、ただの一度も破壊されない」
「彼の者は常に独り、蔦の横で勝利に酔う」
「故に、その生涯に意味はなく」
「その体はきっと、構築物で出来ていた」
【メムナイト】に栄光あれ。
英雄とは、自ら周りに対して誇示すべきものではない。
英雄とは、他者から与えられる称号である。
彼の者は、永き眠りの中にいた。
目覚めを待っていた。
再び戦場へと導かれる、その日を。
――――話をしよう。
上の詩は、ある聖書に記された序章の一部である。
さて、勘の良い読者諸君ならばすでにお分かり頂けて当然のこととは思うが、念のため説明しておこうか。
これらの詩は、全てある「英雄」に関して綴られたものである。
英雄の名は【メムナイト】。
起源にして終焉、誕生にして崩壊、そして無限の可能性を示す構築物……いや、騎士である。
この0マナ1/1のクリーチャーを、君達はどれほど評価しているのか。
そんなことは実に些細な問題だ。
重要なのは、本日行われたファイナルス予選において、私がこの【メムナイト】の力によって10回以上の【復讐蔦】を墓地から場に戻し、総計で50点以上の戦闘ダメージを対戦相手に(復讐蔦が)叩き付けたという、その事実だけだ。
場には【極楽鳥】とアンタップの土地が3つ。
ここで私は4マナ全てをひねり出して【復讐蔦】を唱える。
しかし、突き刺さる【マナ漏出】。
残されたマナはない。
「もう終わりか?」
刺客は薄く笑う。
だが私は構わない。
なぜなら、私の手札にはすでに【メムナイト】が握られていたのだから。
「悪いな。コイツはこのターン、2回目に唱えられたクリーチャー呪文なんだ」
「な……バカな、ソイツは……っ!」
「さっきまでの威勢の良さはどうした? 笑えよ【前兆の壁】」
地を蹴り、復讐の蔦が疾走る。
たかが4点、されど4点。
致死には遠いが、それは確かな傷跡だ。
しかも、次のターンにはダメージのクロックが1点増えている。
もしも相手が【復讐蔦】を壁で受ければ、攻撃力を持たない城塞は容易く崩れ去るだろう。
そして【メムナイト】は確実に相手の命を削り取る。
その逆もまた然りだ。
安全に【メムナイト】を受け止めるばかりでは、【復讐蔦】の攻撃は食い止めることができない。
「前門の虎、後門の狼」状態であることは確定的に明らかである。
「クソが……いい気になりやがって……!」
「お前、何か勘違いしているようだな」
「何?」
「どうやらお前は、私のデッキに入っている【メムナイト】の枚数を把握しきれていないようだ」
「ハッ。なんだ、私の【メムナイト】は108式まであるとでも言いたそうな口ぶりだな」
「逆だよ」
「……何、だと……?」
「真逆だよ。私のデッキに、【メムナイト】は1枚しか入っていない」
「バ、バカな!なら、ならば貴様は……貴様はっ!」
「……ああ、初手にあったんだよ。自分でも恐ろしいくらいだ。マリガンする気すら、失せてしまったよ……」
雷鳴が響いた。
嵐の前の静けさは、とうの昔に過ぎ去っていた。
私はすでに嵐の中にいた。
嵐の中心にいた。
そしてそこには、常に【メムナイト】がいたのだ。
――――決着の行方など、もはや語るまでも無い
仮に、今君が【ウギンの目】の能力を起動できるだけのマナを確保していたとしようか。
デッキの中には【引き裂かれし永劫、エムラクール】、【真実の解体者、コジレック】、【無限に廻る者、ウラモグ】がそれぞれ1枚ずつ眠っているとしよう。
今、相手はターンのエンド宣言をした。
さて、君はすぐさま【ウギンの目】の能力を起動し、ライブラリの中を探し始めた。
目に付いたのはやはり【引き裂かれし永劫、エムラクール】、【真実の解体者、コジレック】、【無限に廻る者、ウラモグ】の三神。
いずれであろうとも、1枚で場を制圧することのできる巨大クリーチャーだ。
ゲームに勝利するため、君はそれらのどれかを選択するだろう。
……だが。
少し待ってほしい。
君には今見えたはずだ。
ライブラリの中にある、その1枚のカードが見えたはずなのだ。
そのカードを君が自分のデッキの中に入れた覚えがあるとかないとか、そんな些細なことはこの際どうでもいい。
そのカードが今こうして、デッキの中にある。
答えは、それだけで十分だろう?
――――なぁ、【メムナイト】……
「せっかくだから、俺はこの【メムナイト】を選ぶぜ」
するとどうだろうか。
「……ゑ?」
対戦相手は思わずそう聞き返してしまうはずだ。
それほどまでに、君が今行った行動は対戦相手のはるか斜め上を行く行動だったのだ。
呆気に取られた対戦相手の顔が目に浮かぶだろう。
まるで悪夢を見ているかのような、絶望に打ちひしがれる顔だ。
まぁ、無理もない。
【メムナイト】だ。
まさか【ウギンの目】から【メムナイト】をサーチしてくるプレイヤーがこの世界に存在しようなどと、彼は夢にも思わなかったのだろう。
だが、問題は何もない。
【メムナイト】は正真正銘の無色のクリーチャーだ。
だから君は、何一つ間違ったことなどしていない。
胸を張れ。
そして、叩き付けろ。
目の前の悪夢のような現実から逃げようとしている、哀れな対戦相手を笑い飛ばしてやるかのように、【メムナイト】を。
勇ましく、高らかに、気高く、誇らしげに、勝利を確信して疑わないかすかな微笑と共に。
――――君の思い描いた「理想」を、「現実」に変えてやればいい
「体は構築物で出来ている」
「血潮は油で心は砂鉄」
「幾度の戦場を越えて腐敗」
「ただの一度も送還はなく、ただの一度も破壊されない」
「彼の者は常に独り、蔦の横で勝利に酔う」
「故に、その生涯に意味はなく」
「その体はきっと、構築物で出来ていた」
【メムナイト】に栄光あれ。
参加者51人の6回戦+上位8人のシンフルエリミ。
使用デッキはアラーラ使い収めってことで使い慣れたナヤサバイバルをちょっと手入れしたものを持参。
デッキリストは最後に。
んじゃ簡易レポ。
R1 VS緑単エルドラージ ○○
どっちのゲームもマナクリ、ソクターor百足、血編み→追加生物みたいな流れに加えて必ず初手にあるエルドラージの碑。
いわゆるドブン。
R2 VS白単ソウルシスターズ ×○×
管理人→群れ仲間を対処できずに精霊への挑戦で圧死。
2本目は数並べて無理矢理ダメージ押し込んで勝てたけど、3本目は火歩きを対処できずに巻け。
有効なサイド取ってなかったのも悪かった。
R3 VS赤青壊滅的な力 ×○○
1本目はマナ加速から青タイタン→壊滅的な力で乙。
2-3本目は壊滅的な力の前に生物展開して殴りきって勝ち。
稲妻で死なないソクター偉すぎた。
R4 VS赤青白PWC ○×○
1本目は普通に殴って勝ち。
2本目はラス→アクザンの流れを裁ききれなくて負け。
3本目はマナクリ→百足→フェッチ上陸+蔦みたいな流れで、ギデオンで1ターン稼がれたと思ったらリングツモって爆☆殺。
R5 VSヴァラクート ○○
1本目、先手ブンで4キル。
2本目、後手ブンで5キル。
この日1番の茶番だったかもしれない。
タイタンを反逆の行動して殺したときは間違いなくドヤ顔。
R6 VS徴兵バント ID
この時点でオポが6位で、周りの状況次第ではガチらないと死ぬはずだったけど、どういうわけか7位と8位の卓が揃ってIDしてたので、それ見てからこちらもID余裕でしたって感じでID。
結果、最終順位6位でシングル抜け。
QF VS青白TO ○××
1本目は相手が土地3枚で止まって、土地2枚で止まってるけど死ぬほど生物呼んで殴り殺し。
2-3本目は相手のアクザンを捌けないうちにPWたくさん出てきて負け。
そんなわけで1没でした。
好きなデッキの使い収めだっただけに、もうちょっと上を目指したかったかな。
以下デッキレシピ
Scars of [NAYA]
貴族の教主 4
極楽鳥 4
獣相のシャーマン 4
板金鎧の土百足 4
長毛のソクター 4
血編み髪のエルフ 4
復讐蔦 4
イーオスのレインジャー 1
悪斬の天使 1
業火のタイタン 1
領土を滅ぼすもの 1
遍歴の騎士、エルズペス 2
エルドラージの碑 2
乾燥台地 4
霧深い雨林 4
ジャングルの祭殿 3
怒り狂う山峡 2
活発な野生林 1
根縛りの岩山 2
陽花弁の木立 1
森 4
山 2
平地 2
強情なベイロス 3
テューンの戦僧 3
狡猾な火花魔道士 3
忘却の輪 2
展開の粛清 2
反逆の行動 2
ばいばい、アラーラ
使用デッキはアラーラ使い収めってことで使い慣れたナヤサバイバルをちょっと手入れしたものを持参。
デッキリストは最後に。
んじゃ簡易レポ。
R1 VS緑単エルドラージ ○○
どっちのゲームもマナクリ、ソクターor百足、血編み→追加生物みたいな流れに加えて必ず初手にあるエルドラージの碑。
いわゆるドブン。
R2 VS白単ソウルシスターズ ×○×
管理人→群れ仲間を対処できずに精霊への挑戦で圧死。
2本目は数並べて無理矢理ダメージ押し込んで勝てたけど、3本目は火歩きを対処できずに巻け。
有効なサイド取ってなかったのも悪かった。
R3 VS赤青壊滅的な力 ×○○
1本目はマナ加速から青タイタン→壊滅的な力で乙。
2-3本目は壊滅的な力の前に生物展開して殴りきって勝ち。
稲妻で死なないソクター偉すぎた。
R4 VS赤青白PWC ○×○
1本目は普通に殴って勝ち。
2本目はラス→アクザンの流れを裁ききれなくて負け。
3本目はマナクリ→百足→フェッチ上陸+蔦みたいな流れで、ギデオンで1ターン稼がれたと思ったらリングツモって爆☆殺。
R5 VSヴァラクート ○○
1本目、先手ブンで4キル。
2本目、後手ブンで5キル。
この日1番の茶番だったかもしれない。
タイタンを反逆の行動して殺したときは間違いなくドヤ顔。
R6 VS徴兵バント ID
この時点でオポが6位で、周りの状況次第ではガチらないと死ぬはずだったけど、どういうわけか7位と8位の卓が揃ってIDしてたので、それ見てからこちらもID余裕でしたって感じでID。
結果、最終順位6位でシングル抜け。
QF VS青白TO ○××
1本目は相手が土地3枚で止まって、土地2枚で止まってるけど死ぬほど生物呼んで殴り殺し。
2-3本目は相手のアクザンを捌けないうちにPWたくさん出てきて負け。
そんなわけで1没でした。
好きなデッキの使い収めだっただけに、もうちょっと上を目指したかったかな。
以下デッキレシピ
Scars of [NAYA]
貴族の教主 4
極楽鳥 4
獣相のシャーマン 4
板金鎧の土百足 4
長毛のソクター 4
血編み髪のエルフ 4
復讐蔦 4
イーオスのレインジャー 1
悪斬の天使 1
業火のタイタン 1
領土を滅ぼすもの 1
遍歴の騎士、エルズペス 2
エルドラージの碑 2
乾燥台地 4
霧深い雨林 4
ジャングルの祭殿 3
怒り狂う山峡 2
活発な野生林 1
根縛りの岩山 2
陽花弁の木立 1
森 4
山 2
平地 2
強情なベイロス 3
テューンの戦僧 3
狡猾な火花魔道士 3
忘却の輪 2
展開の粛清 2
反逆の行動 2
ばいばい、アラーラ